「ミラまち」電気など共同自動検針

2019/06/25 00:00(公開)
基本合意書に署名した佐原市長(右から2人目)と各社の代表者=豊橋市役所で
豊橋でスマートメーター

 豊橋市曙町のユニチカ豊橋事業所跡地で積水ハウス(大阪)が分譲中の宅地「コモンステージミラまち」(約400区画)で、水道、電気、都市ガスの共同自動検針を導入することになり、24日、豊橋市や中部電力(名古屋)などが基本合意書に署名した。
 通信機能を持ち、遠隔で電力をデジタルで計測できる中電のスマートメーターを利用して使用料を収集、水道、電気、ガスごとに料金を請求する全国初の取り組みという。
 現在、水道は豊橋市の水道検針業務を受託している水道料金徴収業務の第一環境(東京)の検針員が現地で検針し、都市ガスも中部ガス(豊橋)が検針員による現地検針を行っているが、共同自動検針導入後、ミラまちでは中電の自動収集同様にデータ収集となる。
 このため、検針員ら人材確保が難しい中、検針業務の省力化につながることなどが期待される。
 水道事業改善の取り組みを対象にした厚生労働省の「生活基盤施設耐震化等交付金」による事業にも採択され、交付金を受け、水道使用状態の「見える化」による見守りなど、市民生活に役立つデータ利活用、サービス提供も検討していく。
 基本合意書の署名は豊橋市役所で行われ、市と中電、中部ガス、第一環境の代表者が出席。佐原光一市長は「生活に欠かせない水道、電気、ガスの検針一本化は新たな取り組みで、新しい技術の実装化を目指し、ミラまちで検証したい」と述べた。
 今後、10月の共同検針導入に向け準備が進められる。
(中村晋也)
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