設楽町田峯の田峰観音で、マコモの葉を使ったしめ縄づくりがあった。豊橋市の食育アドバイザー廣西紘子さんが田峯地区で今年から栽培したものを初めて活用した。
イネ科の植物で茎が肥大したものが「マコモダケ」と呼ばれ、食用として使われる。葉は浄化作用などがあり、多くの神社で神事などに使われる。
廣西さんは田峯にある約900平方㍍の休耕田で栽培を始め、9月に120㌔以上を収穫した。その葉から長さ4・4㍍のしめ縄をつくり、「勧請555年記念秘仏御開帳」があった10月に奉納した。
一連の活動を知った地元住民が他の場所へ飾るしめ縄づくりを企画。22日に作業に取り組んだ。地元からは4人が参加し、社務所や鳥居杉など12カ所に飾る1~9㍍のしめ縄を結い上げた。廣西さんは「葉の青い色と香りを楽しめるのがマコモの葉です」と説明した。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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