日本車輌製造豊川製作所で新幹線4000両記念式典

2019/08/03 00:00(公開)
4000両目の新幹線を背に行われたテープカット=日本車輌製造豊川製作所で
4000両目の新幹線を背に行われたテープカット=日本車輌製造豊川製作所で
 鉄道車両メーカーで、豊川市穂ノ原2の日本車輌製造豊川製作所で2日、新幹線車両の製作累計4000両達成を記念する式典が行われた。4000両目の車両を背に、安全を祈願する神事や関係者によるテープカットが行われた。
 同社は1896(明治29)年創業。1964(昭和39)年から東海道新幹線「ひかり」向けの量産型新幹線0系の生産を始めて以来、50年以上にもわたって新型車両を製作し、この日発送の車両「N700A」をもって4000両を達成した。
 これまで国鉄時代も含めてJR東海やJR西日本などに車両を提供し続け、豊川製作所では1972(昭和47)年から製造を開始。五十嵐一弘代表取締役社長は「技術の蓄積や創意工夫、鉄道事業者さまのご指導やお客さまの声で達成できた。これを新たなステップに、安全性・快適性・環境性をさらに磨き、よりよい車両づくりで社会基盤に貢献していきたい」と話した。
 JR東海は、東京五輪に合わせて来年7月に新型車両「N700S」をデビューさせる予定。同社の田中守取締役常務執行役員・新幹線鉄道事業本部長は「東京五輪でいらっしゃる方に『これが新幹線だ』と言わしめたい。(日本車輌には)貴重なノウハウで鉄道の発展に寄与することを期待したい」とあいさつした。
 同社では1989年に累計1000両、2002年に2000両、2010年に3000両を達成している。
(由本裕貴)
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