蒲郡市立図書館で開館50周年の企画展

　蒲郡市立図書館の開館50周年を記念した企画展「50年のあゆみ」が、同館で開かれている。１９６９（昭和44）年７月１日から現在まで半世紀の軌跡をたどるほか、開館当初の写真なども展示している。入場無料。25日まで。
　同館は宮成町の旧蒲郡警察署跡地に市が建設。２００９（平成21）年には指定管理者制度を導入し、指定を受けたＮＰＯ法人ブックパートナー（牧原孝二郎理事長）が管理、運営を行っている。市内７カ所に分室を設けており、蔵書数は約28万冊という。
　会場では年表を展示するほか、その傍らに開館当時にあった屋外の噴水や館内のフィルムライブラリー、集会室など懐かしの施設、この地にあった蒲郡警察署の写真も展示している。
　他にも開館当初から行われてきた文学講座も振り返り、歴代講師とともに関連書籍を紹介している。

【海辺のまちの戦国時代展も】
　会場では同じ期間で「海辺のまちの戦国時代」も開催。西三河を中心に勢力を広げた松平氏と、今川氏の家臣となっていた鵜殿氏の系図や、永禄５（１５６２）年にあった上ノ郷城の戦いなどをパネルで紹介している。
　開館時間は午前９時から午後７時まで。月曜休館。
（安藤聡）