豊橋で「炎の祭典」

2019/09/15 00:01(公開)
一斉に揚げられる手筒花火。降り注ぐ火の粉が初秋の夜を染めた=豊橋球場で
豊橋市内で受け継がれている手筒花火などを揚げる「第24回炎の祭典」(実行委員会主催、東愛知新聞社など後援)が14日、豊橋公園の豊橋球場で始まった。豪快な手筒と打ち上げ花火などが初秋の夜空を彩り、観客を魅了した。祭典は今回から一新、きょう15日も開催するほか、11月と来年3月にも行い、より多くの人に手筒の魅力を体感してもらう。
 午後5時、「炎の舞」と銘打った祭典が幕開け。市内の神社などで奉納している団体が揚げ手を務め、手筒96本を披露した。18本の一斉揚げが3回行われ、各地の観光客や外国人ら約1800人(主催者発表)の観客が同祭典ならではのだいご味を満喫した。
 揚げ手が点火された竹筒を腰を落として抱えると、地上高く火柱が噴き上がり、降り注ぐ火の粉を浴びた。最後にごう音と共に「ハネ」がはぜて筒底が抜け、会場から拍手とどよめきが沸き起こった。揚げ手が引き揚げる際にも拍手が送られた。
 今回から会場をコンパクトにした分、間近に見られ、その迫力がこれまで以上に観客に伝わった。
 手筒のほか、豊橋市内で行われている「綱火」や、手筒を束ねて風車のように回る「火車」などもあり、最後は「ワッショイ、ワッショイ」の威勢の良い掛け声と共に大筒神輿が練り込んだ。
 観客が手筒を学べるよう会場では、小型の手筒「ヨウカン」を作り体験、手筒の仮想体験などがあり、祭典中は手筒の歴史も放送で流された。
 15日も、炎の舞が午後5時から同7時半。当日券の販売も予定している。
 祭典は今後、11月22日と24日、来年3月28日にいずれも豊橋公園内の吉田城鉄櫓前広場で行われる。手筒は通常、神社の祭礼で奉納され、9月に加え、11月と3月の開催により、見られる機会を増やした。
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