蒲郡市生命の海科学館で火星のいん石など展示

2019/09/23 00:00(公開)
火星からのいん石を展示するコーナー=蒲郡市生命の海科学館で
火星からのいん石を展示するコーナー=蒲郡市生命の海科学館で
 蒲郡市生命の海科学館で、企画展「いのちはどこから?~アストロバイオロジーの世界~」が開かれている。生命の起源を探る中で、火星いん石などを展示し、宇宙にも生命体があるのかを研究するアストロバイオロジーについて紹介している。来年1月13日まで。
 市制施行65周年と同館開館20周年記念の企画。水と有機物を含んだ「マーチソンいん石」が1969年9月、地球に落下してから50年が経過して研究が進んでいることを伝えている。
 展示は6つのコーナーで行っている。惑星探査機「はやぶさ」での調査では火星と木星の間にある小惑星の表面から採取したものを研究していることを「リュウグウ」と「イトカワ」の縮小模型とともに紹介している。
 また火星いん石(縦4㌢、横2㌢、重さ7・3㌘)を展示。アフリカ大陸北部で見つかったいん石では、研究者から生物由来と考えられる鉱物が発見されたとする論文があることを説明している。
 ほかにも炭素質いん石展示や、土星の衛星「エンケラドス」での探査計画も紹介している。
 山中敦子館長は「火星のいん石から化石が発見されれば地球以外から生命体が存在しているのではと注目されている。時代とともに地球単位ではなく宇宙に広げて研究方法も変わっていることも伝えたい」と話している。
 展示は3階。観覧料は高校生以上500円、小中学生200円。火曜休館。
(安藤聡)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

光生会 さわらび会 藤城建設 虹の森 蒲郡信用金庫 住まいLOVE不動産
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国