豊橋で渡邉さん古今のSLやローカル線並ぶ写真展

2019/10/20 00:00(公開)
古希記念の個展を開いた渡邉さん=名豊ギャラリーで
古希記念の個展を開いた渡邉さん=名豊ギャラリーで
 豊橋市駅前大通2の中部ガス名豊ギャラリー(開発ビル9階)で、市内の写真愛好家・渡邉晴信さん(71)による古希記念の鉄道写真展「鉄道とその情景を写して半世紀」が開催中。1969年から50年にわたり撮り続けた中から厳選した53点を披露した。22日まで。
 時刻表は必ず買い求め、全国の鉄道路線に乗る「乗りつぶし」も行い、白地図に乗った路線を書き込むなど鉄道全般が好きだった渡邉さん。特に、鉄道雑誌に在学中学の教諭の名を見つけて指導を仰いだことから写真には力を入れてきた。愛大時代には鉄道研究会を設立、SLを求め撮影旅行に明け暮れたという。
 今回、古希を機に個展を企画。長年撮りためた中から旧知の仲の地元写真家・宮城谷好是氏の協力で作品を選び、テーマ別に展示した。「今を生きる各地の蒸気機関車」として大井川鐵道やSLやまぐち号、各地の民鉄・JRの蒸気機関車の勇壮な姿を並べたほか、今では見られない「SL大国であった頃の中国の蒸気機関車」、地元の鉄道を紹介する「飯田線トロッコ列車、豊橋鉄道回想、愛知・岐阜のSL」などを楽しむことができる。
 作品はどれも疾走感、臨場感を感じさせる迫力あるもの。車両だけでなく、周りの美しい風景も切り取った見応えある内容だ。「SLは過去のものではない。躍動感ある“生きている”姿を撮った」と渡邉さん。「作品展が鉄道の良さを知ってもらう一助になれば」と話す。(田中博子)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

光生会 住まいLOVE不動産 さわらび会 藤城建設 蒲郡信用金庫 虹の森
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国