豊川市ポニー友達プロジェクトで213万円

2019/11/15 00:00(公開)
目標額の大幅な達成を示す専用サイト「ふるさとチョイス」
大半が個人からの寄付

 豊川市がふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングで資金を募り、赤塚山公園(市田町)のふれあい動物広場「アニアニまある」に新たなポニーを購入するプロジェクトは、目標額の倍以上となる213万2029円の支援が寄せられた。
 ふるさと納税の専用サイト「ふるさとチョイス」で7月16日から募集を始め、7月中には目標額の100万円を突破。その後も支援は続き、10月14日までの91日間で153人から213万2029円が集まった。達成率は213・2%。
 市が昨年度から実施している保育園へのエアコン設置費を募るプロジェクトに比べると、今回は153件中150件が個人による寄付という特徴が明らかになった。このうち91件が赤塚山公園の窓口への申請で、市外からの寄付も150件中68件と多かった。
 1995(平成7)年の開園当初からロバの「ハッピー」とポニーの「リック」は同じ小屋で暮らしていたが、ハッピーが今年3月に老衰で死亡(享年28)。独りぼっちになったリックは食欲が落ちるなどし、市は新しい友達を迎えようとポニーを購入する方針を決めていた。市は今回の寄付金を財源に、1頭で100万円前後を要するポニーの購入費を12月議会に上程する。新たなポニーの登場は来年4月になる見通し。
 サイトには「早くリック君のお友達を連れてきてください。会いに行くのを楽しみにしています」「新しい仲間のために使ってくださいね」などのメッセージが寄せられた。
(由本裕貴)
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