豊橋出身の仲井選手が最優秀投手賞

2019/12/20 00:00(公開)
「自分は29歳の遅咲き。誰にでも可能性はある」と語る仲井投手=三菱大府グラウンドで
 社会人野球を統括する日本野球東海地区連盟(松本正之会長)は、今季の同地区年間表彰を行い、豊橋市出身の三菱自動車岡崎・仲井洋平投手(29)が最優秀投手賞と特別賞(日本選手権毎回奪三振)を初受賞した。3試合に先発した都市対抗野球大会東海地区2次予選で防御率0・00をマークしたことなどが評価された。
 仲井選手は時習館高校野球部出身。184㌢の長身と抜群の野球センスから『東三河のダルビッシュ』と呼ばれ、4番ピッチャーとしてチームをけん引した。
 慶大進学後は腰の疲労骨折などのけがに苦しみ、思うような成績を残せなかったが、三菱入社4年目のシーズンオフに転機を迎えた。テークバックの動きを小さくとる投球フォームに改造し、球速は152㌔にまでアップ。速球に加え、数種類のチェンジアップを織り交ぜることで打者のタイミングを外す投球スタイルを確立した。
 仲井選手は「受賞できたことはうれしい」としながら「日本選手権でベスト4止まりだった悔しさの方が大きい。来年はチーム初の全国優勝を成し遂げたい」と早くも来季を見据えた。
 また東三河の野球少年に向けて、「自分は29歳の遅咲き。伸びるタイミングはそれぞれ異なり、誰にでも可能性がある。自ら考え、トレーニング方法を調べるなどして、指示待ちではなく能動的に練習してほしい」とエールを送った。
 20日に練習納めを迎える三菱自動車岡崎。チームのエンジンとして今季のロードを走り抜けた遅咲きのエースは、来季に向けて英気を養う。
(木村裕貴)
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