定期利用者向け駐輪場整備 JR豊川駅西口側に市

2019/12/21 00:01(公開)
新たな駐輪場が設けられるJR豊川駅西口。白い柵の向こうが整備予定地=豊川市豊川町で
 豊川市は、豊川町のJR豊川駅西口側に新たな駐輪場を整備する。主に学生を中心とした定期利用者向けで、約250台の収納が可能。盗難防止に無人のゲートシステムも導入する予定で、2020(令和2)年8月末までの完成を見込む。
 駐輪場が整備されるのはJR豊川駅西口で、名鉄・豊川稲荷駅とを結ぶ通路の南側。整備工事費など約7905万円が盛り込まれた一般会計補正予算案が12月議会で可決され、来年2月ごろから工事がスタートする。
 豊川駅周辺では駐輪場不足が問題となっており、特に徒歩圏内に商店街や豊川稲荷、西に約1㌔地点に豊川高校がある西口側では、平日は自転車が駐輪スペースからあふれ、歩道の一部にまではみ出ている状態。新たな駐輪場は高校生らの利用も想定しており、来年の夏休みが終わるまでに整備を完了したい考えだ。
 広い駐輪場がある東口に比べて、西口の既存の駐輪場の収納台数は600台。過去の統計で、平日昼間の利用台数はこれを上回る平均735台となっており、250台が利用できる新駐輪場の完成で対応できる見通しだ。
 近隣では自転車の盗難被害も多いことから、新たな駐輪場は有料とし、定期利用者を対象としたICカード認証のゲートシステムを採用する予定。足で踏むと左右の間隔が広がり、通常の平置きに比べて1・5倍の台数を収納できるフットレバー式スライドラック導入も想定している。
(由本裕貴)
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