豊橋に「模型の楽園」 ファインモールド展

2020/01/05 00:00(公開)
市内外から多くのファンが訪れている「ファインモールドの模型展」=豊橋市中央図書館で
市内外から多くのファンが訪れている「ファインモールドの模型展」=豊橋市中央図書館で
 豊橋市中央図書館2階で「匠の技 ファインモールドの模型展」が好評開催中。市内の有名プラモデルメーカー「ファインモールド」の精巧な模型などを展示、連日市内外のファンの目を楽しませている。19日まで。
 ファインモールドは1987年に誕生。旧日本軍の戦車から、航空機、軍艦、スタジオジブリ作品、ガールズ&パンツァーなどの作品を手掛け、その精巧さは国内外で定評がある。豊橋市から「とよはしの匠」、県からは「愛知ブランド企業」にも認定されている。
 今展は地元の優良企業を紹介する目的で開催。創業当時の作品から最新作まで並べて同社の歴史を振り返ると共に模型の魅力を紹介している。会場には、模型110点をはじめ、パッケージやその原画、同社の概要説明など資料210点を展示。模型は戦車や航空機、戦艦や小型潜水艇、漫画家・鳥山明氏デザインの兵士のフィギュア、スタジオジブリ「紅の豚」「天空の城ラピュタ」「風立ちぬ」の作品、「ガールズ&パンツァー」シリーズ、斬新なテーマの「オトナの社会科見学シリーズ」から「愛知県庁本庁舎」「立形マシニングセンタV33i」などを並べ、見る人のため息を誘う。
 会期中には鈴木邦宏社長の記念講演会「プラモデルという仕事」も。「好きな模型で仕事ができて幸せ」と語り、模型の歴史や自身の子ども時代、会社の歴史や製品、鳥山明氏や宮崎駿氏との出会いや商品化などについて説明し、詰めかけた聴講者102人を喜ばせた。
 同展には小さな子ども連れから年輩まで、幅広い年代のファンが足を運ぶ。「来館者アンケートでは、ファインモールドが豊橋にあることを知らなかったという人や、精密さに驚いた、市内にこんな会社があって誇らしいという声があった。地元に技術の高い素晴らしい企業があることを多くの人に知ってもらいたい」と同館担当者は話す。
(田中博子)
スタジオジブリ作品も多数展示=同
スタジオジブリ作品も多数展示=同
講演する鈴木社長=同(提供)
講演する鈴木社長=同(提供)
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