東三河食材の良さ再発見 豊橋で「乙女の食卓」

2020/02/14 00:00(公開)
東三河の食材を使った料理を堪能した「乙女の食卓」=ホテルアークリッシュ豊橋で
東三河の食材を使った料理を堪能した「乙女の食卓」=ホテルアークリッシュ豊橋で
 東三河の農水畜産物と加工品を使った料理を味わえるランチ会「乙女の食卓~春のフレンチ・ベジ・ランチ」(東愛知新聞社などが後援)が、豊橋市駅前大通のホテルアークリッシュ豊橋で行われ、75人が参加した。
 同市西幸町の第3セクター、サイエンス・クリエイト(吉川一弘社長)が11日に開催。同ホテルの今里武総料理長(45)が工夫を凝らし、考案したフレンチ創作コース料理が並び、今年で8回目を迎えた。
 「三河の野菜スティック」「平松食品のあさりのつくだ煮のパンケーキ」「天狗缶詰のうずら卵のピクルス」から始まり、魚料理「ドリームフィールドの大葉パウダーをまとったスズキのヴァプール 國松本店の濱納豆ソース」に、肉料理「ポークロティ ヤマサちくわのちくわラー油ソース」など全7品。
 デザートには石巻柿工房の「柿あんのシュトーレン」、たべりん王国のイチゴ「章姫」など地元の食材がたくさん使われた。
 参加した豊橋在住の植田年香さんは「初めて来ました。きょうは誕生日で、おいしい食事で皆さんと楽しく過ごせ、よいお祝いになりました」と話し、竹内泰子さんも「目で楽しんで、おいしくいただくことができ、地元の食材のよさを再発見しました」と満足していた。
 今里料理長は「地元の生産者が作った加工品を活用してのフレンチコース料理がテーマだったので、(そのままで十分食べられる加工品から)さらに一歩を踏み込むのが難しかった。地元食材の可能性を追求することで地域の活性化、業者さんのPRになるよう6次産業化の継続を目指していきたい」と話した。
(小島幸子)
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