秋の全国交通安全運動が21日、始まった。20日、田原署は一日警察官を招き、市民に交通安全を呼び掛けた。県議会議事堂前では大村秀章知事、鎌田徹郎県警本部長、新海正春県議会副議長らが出発式に出席した。
田原署は、名古屋市中区のモデル事務所「キャンベル」代表の坂田智子さんと、元チアドラゴンズの紫音さんを一日警察官に委嘱した。
2人は尾﨑匡彦署長から委嘱状を受け取り、市役所での出発式に臨んだ。尾﨑署長は「県の死亡事故は95人で全国ワースト3位。自分の命を守ってほしい。交通安全意識を高めるために、啓発の協力をお願いします」と呼び掛けた。
白バイ1台と、パトカー4台などが赤色灯を点滅させ、市内をパトロール。尾﨑署長と紫音さんは同市加治町の運送業「藤城運輸」が貸した赤いベンツに乗り込み、手を振って「道の駅田原めっくんはうす」まで交通安全パレードをした。
道の駅では、2人と署員や関係団体員らが反射材普及チラシを配った。
同署管内の今年の交通事故死者数は19日現在、4人で昨年同期比2人増。【北川壱暉】
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県議会議事堂前で大村知事は「秋は日の入りが早まり、ドライバーから歩行者や自転車の動きが見えづらくなる。反射材などの着用や早めのライト点灯などをお願いしたい」と呼び掛けた。
式には「高齢者交通安全広報大使」に任命されているアイドルグループ「SKE48」の青木莉樺さん、中野愛理さんも駆けつけ、大村知事と交通安全トークをした。この後、参加者が県庁前でサイン板を示し、交通安全の啓発に取り組んだ。【安部文晴】
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