新しくなった豊川・中部保育園

2020/03/10 00:00(公開)
木材がふんだんに利用された遊戯室で合唱を披露する子どもたち=中部保育園で
木材がふんだんに利用された遊戯室で合唱を披露する子どもたち=中部保育園で
 社会福祉法人豊川市保育協会が運営する中部保育園(豊川市新道町2、杉浦奈美園長)で9日、園舎改修の竣工(しゅんこう)式が行われた。 代田・諏訪地区の子どもたちが通う同園は1971(昭和46)年に開所。老朽化が進んで昨年4月から改修工事が行われ、このほど園庭も含めて新園舎が完成した。約1089平方㍍の敷地で、2階の遊戯室などは以前よりも広く、床などには木材をふんだんに使用。外壁も明るめの色で、保護者に配慮して送迎用の駐車場も確保した。
 受け入れる児童数も0~1歳児は16人から29人に、2~3歳児は18人から24人に拡大。市保育協会の髙橋智之会長は「改修にあたっては周囲の道幅が狭いなどの問題もあったが、さまざまな困難を乗り越えて完成した。園児に親しまれる園になってほしい」と期待し、杉浦園長も「家庭や地域と連携を図り、豊かな人間性を持つ子を育てていきたい」と意気込んだ。
 遊戯室で行われた式典には竹本幸夫市長も出席し、任期中に桜町、豊川北部、三蔵子の各園でも改修工事を進め、来年度までにすべての公立保育園にエアコンを整備することも強調。年長児26人が真新しい舞台の上で歌声を披露し、新たな門出を祝った。
園庭には児童らも喜ぶ遊具が設置された=同
園庭には児童らも喜ぶ遊具が設置された=同
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