朝ドラ開始控え金子さんの半生を漫画に

2020/03/22 00:01(公開)
金子さんの半生を描いた漫画「まんがでわかる! 古関金子さん」=豊橋市役所で
 豊橋市は、今月30日にスタートするNHK朝の連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」のヒロインで、昭和を代表する作曲家古関裕而さんの妻金子さん(豊橋出身)の半生を漫画にした。ご当地漫画「だもんで豊橋が好きって言っとるじゃん!」(竹書房)の作者、佐野妙さんが手掛け、26日ごろから市役所1階じょうほうひろばなどで配る。
 漫画「まんがでわかる! 古関金子さん」は、1964(昭和39)年の東京オリンピック開会式で鳴り響いた「オリンピック・マーチ」や、全国高校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」など生涯で約5000曲を作曲し、数多くの名曲を残した古関さんを明るく支え続けた金子さんの人生を紹介する。
 前向きで情熱的な女性だった金子さん。古関さんが国際作曲コンクールで入賞したという新聞記事をきっかけに手紙を送り、文通を続けた後、福島へ行って結婚したというエピソードがある。佐野さんは「あの時代に、ものすごい行動力。描いていてとても面白かったです」などとコメントしている。
 キャラクターは、豊橋高等女学校(現県立豊橋東高校)時代の写真や、おなじみの夫婦の写真を基に金子さんの特徴的な髪型も再現。長男の古関正裕さんも「母の特徴を本当に上手に捉えている。そっくりですね」と言っていたという。
 A3サイズ(2つ折り)で、5万枚作成。市役所のほか、首都圏活動センター(東京都)や関連イベントで配布し、ホームページでも見られる。市内の小・中学生には新年度に配る予定。

豊橋市が特設ホームページ開設

 また、市は「エール」関連の情報や豊橋の魅力をPRする特設ホームページ=QRコード=を開設した。
 金子さんが豊橋にいた明治後期から昭和初期の面影がうかがえる表浜海岸、市公会堂などのスポットや、関連イベント、夫婦のなれ初めなど、さまざまなコンテンツで紹介。サイトは、佐野さん作のキャラクター金子ちゃんが案内する。
(飯塚雪)
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