無くなる蒲郡海洋少年団

2020/03/30 00:00(公開)
最後の敬礼をする鎌田団長(前列右)ら=蒲郡市勤労福祉会館で
最後の敬礼をする鎌田団長(前列右)ら=蒲郡市勤労福祉会館で
最後の団員に修了証

 蒲郡市内の小中高生が参加していた蒲郡海洋少年団の解団式が29日、同市勤労福祉会館であり、53年間の歴史に幕を閉じた。1967年7月に発足して以来、水泳や手旗信号などの演習に取り組んできた。少子化の影響で、入団者が減っていた。
 蒲郡青年会議所10周年の記念事業として創立。水泳、手旗信号、結索の3種類の演習に取り組み、トレーニングとともに集団行動での協調性を磨く場としてきた。子どもたちを鍛えるため、三河大島沖の三河湾で2000㍍遠泳が実施された時期もあった。
 発足当時の団員数は122人だったが、81年からの4年間で400人以上いたのをピークに減り続け、最後は9人(小学生3人、中学生2人、高校生4人)となっていた。
 解団式で鎌田篤司団長は小中学生の団員に修了証を手渡した。そして「一時期は入団試験をするほど隆盛を極めたが、いよいよこの時期を迎えなければならなかった」と述べた。
 鈴木寿明市長、大原義文教育長、青年会議所の酒井伸豪理事長、元団長の浅井英行さんがそれぞれあいさつし、解団を惜しんだ。
(安藤聡)
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