県立学校の臨時休校 5月31日まで延期

2020/04/25 00:01(公開)
学校の休業延長を発表する大村知事
 大村秀章知事は24日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて大型連休の終わる5月6日までとしていた県立学校(高校・特別養護学校など)の臨時休業を同31日まで延長すると発表した。再開は6月1日。この日、各県立学校に通知し、小中学校などと私学についても同様の措置を取るよう、市町村教委と私学各校に要請した。
 記者会見で発表した。県内では一宮、大府の両市が既に5月31日までの休業延期を発表している。
 学校の臨時休業は、今月10日に出た県の緊急事態措置に基づき、5月6日まで延長した。その後、今月16日に国の緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されたが、依然として県内の感染者数は増え続け、予断を許さない状況となっている。
 6月1日の円滑な学校再開に向けて5月21日以降は「学校再開準備期間」とすることを予定。その内容は、さらに協議し、改めて通知することにした。
 また、休業期間中は原則として登校日は設定しない。設定する場合は必要最小限にする。特別学校は、やむを得ない児童生徒について、自主登校教室の設定など安全な居場所を確保する体制を整え、保護者との連携を密にする。部活動や補習などは引き続き自粛する。
 各学校はこれまでの休業によって、子どもたちの学習スケジュールがタイトになることが確実になっている。既に遠足や運動会などの1学期の行事は中止として授業時間を確保しようとしている。今回の延長で、さらに難しい判断を迫られることになりそうだ。
 大村知事は「現状では緊急事態宣言の全面解除は難しいと思われる。そこで学校再開は、5月6日までの効果を見極めた上で、一定期間を置いたのちに再開することが適切であると判断した」と説明した。
(後藤康之)

豊橋市内の小中学校も

 県の学校休業延期通知を受けて、豊橋市は24日、市内の学校臨時休業期間を5月31日まで延長すると発表した。
 期間中、小学校児童、中学校の特別支援学級の生徒、くすのき特別支援学校の児童生徒は、引き続き学校による平日の預かりをする。
 公営児童クラブ、市立保育園、認定こども園は開所する。ただし、家庭での保育が可能な人は、利用を控えるように要請する。登園する前に子どもの検温をするよう求めている。東山保育園、往完保育園、植田保育園、くるみ保育園、こども未来館(たんぽぽ)は、縮小して一時預かり事業を実施する。
(山田一晶)
子どもたちの姿がない小学校=豊橋市内で
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

さわらび会 虹の森 藤城建設 光生会 住まいLOVE不動産 蒲郡信用金庫 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国