豊橋まつり 今年は中止

2020/05/16 00:01(公開)
豊橋まつりの中止について会見する佐原市長㊨と佐藤幹事長=豊橋市役所で
 豊橋まつり振興会(会長、佐原光一豊橋市長)は15日、市役所で総会を開き、今年10月17、18の両日に開催を予定していた市民まつり、第66回「ええじゃないか豊橋まつり」の中止を決めた。新型コロナウイルス拡大防止の観点などから判断した。
 佐原市長は記者会見し「踊りを中心としたまつりは、密集を楽しみにする人たちが多い。残念だが、緊張感を持って市民が一丸となり、難局を乗り切っていきたい」と話した。
 2日間とも中止したのは1953年と、伊勢湾台風が来襲した59年の2度あり、今回で3回目となる。
 振興会幹事長の佐藤元英・豊橋観光コンベンション協会会長は、事態の終息が見通せない状況で経済活動の影響から企業への協賛金を依頼することが困難であることを説明した。「踊るのが中心のまつりはどうしても『3密』を避けられない。例年では、今から準備を始めるため、この時期に中止を判断した」と述べた。
 豊橋まつりの起源は、終戦翌年の1946年に市が始めた豊橋市民祭。それを、豊橋商工会議所が53年の招魂祭協賛行事として位置付けた。ただ、最初の年は台風13号のために中止となったため、翌54年開催を第1回として開始している。
 58年には小学生らの作品を屋外展示する「子ども造形パラダイス」がスタート。60年からは各校区のクイーン選出が始まり、「のんほい節」での市民総おどりが企画された。
 振興会によると、前回(第65回、昨年10月19、20日)は、駅前大通りや広小路通りの総おどりなど、計43のイベントがあり、2日間で計約68万人が訪れた。
 一方、総会ではウイルス感染の状況が改善した場合は、日程は当初のまま、会場を豊橋球場に代えて縮小開催を検討していくことも決めた。
(安藤聡)
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