学校再開へ準備期間が始まる

2020/05/19 00:03(公開)
教室で、テレビ画面越しの新しい先生の紹介があった=豊橋市立栄小学校で
教室で、テレビ画面越しの新しい先生の紹介があった=豊橋市立栄小学校で
 県が学校授業再開を25日に前倒したことを受けて、東三河の豊橋、豊川、蒲郡、田原の各市立小中学校で18日、「学校再開準備期間」が始まった。このうち小学校では、新型コロナウイルス感染防止のため、教室内にいる子どもたちの人数を少なくしようと、通学団ごとの分散登校となった。出席しない児童もいたが、進級したクラスでの学校生活が再開した。
 豊橋市立栄小(児童数731人)では、全11方面の通学団のうち、5通学団が登校した。新年度になってPTA組織が立ち上がっていないため、教員らが午前7時半からの交通立ち番をした。校門には、家庭で体温を測っていない児童向けに、保健室へ行って検温するようカードを掲げて呼び掛けた。
 各クラスで朝の会などがあり、児童たちは臨時休校中にあった健康チェック表や宿題を担任に提出した。2年生になった児童は、緊張した面持ちでじっと先生の話を聞いていた。また、テレビ画面を通じて転入してきた教員たちの紹介があった。
 上野喜一郎校長は「児童が学校へ無事に戻ってきてくれてうれしい。これからは学校生活のリズムを取り戻すための時間。安心できる状況ではないため、健康で安全に学校運営ができるよう心掛けたい」と話した。
 市内では22日が全校出校日。25日から一部授業を再開し、6月1日以降に午後を含めた通常授業になる予定。
(安藤聡)
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