豊橋みどりの協会 インスタで植物しりとり

2020/08/15 00:00(公開)
植物しりとりの開始当初のやりとり
植物しりとりの開始当初のやりとり
 豊橋総合動植物公園の植物園を担当する豊橋みどりの協会は、写真投稿アプリ「インスタグラム」を使って他の植物園と「植物しりとり」をしている。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、植物園の存在感を示そうと4月に呼びかけた。最初は4園だったが4カ月後に10園に広がった。今も植物の名前と画像でリレーが続いている。
 発案したのは協会スタッフの丸山貴代さん。コロナ禍で行動の自粛が求められた4月、植物園に来られない人向けに何かできないかと考えた。そこでインスタグラムで流行していた「絵しりとり」をヒントに植物しりとりを思いついた。24時間限定で画像や動画を共有できる「ストーリーズ」機能を使って植物の名前や学名を画像付きで投稿し合うようにした。
 知り合いがいる新潟県立植物園(新潟市)、渋谷区ふれあい植物センター(東京都渋谷区)に呼びかけて同9日からスタートした。豊橋が「リコリス」、続く新潟が「スリナムチェリー」、3番目の渋谷が「リンゴ」と続け、12日には東南植物楽園(沖縄県沖縄市)も参加。「#植物しりとり」をつけての投稿は5月7日までで計39回だった。「最初の3日間は、楽しすぎて1日に4回投稿した時もあった。はしゃぎすぎてしまいました」と丸山さんは振り返る。
 インスタグラムがある園同士のつながりだけでなく、各園をフォローする一般の人も増えたという。
 同10日からは「シーズン2」と題して4園で再開した。そして今月上旬までに伊豆シャボテン公園(静岡県伊豆市)、大船フラワーセンター(神奈川県鎌倉市)、とちぎ花センター(栃木市)、安城産業文化公園デンパーク(安城市)、大阪府立花の文化園(大阪府河内長野市)、東京都夢の島熱帯植物館も参加した。
 第2幕は、高度なやりとりがあった。豊橋が「月下美人(げっかびじん)」と「ん」で終わる難題を出した。普通はこれで終わりだ。ところが東南植物楽園は「ンジャナ(ニガナ)」とつなげた。「『ん』で終わらないのがウチナー(沖縄人)のしりとり」とコメントがあった。
 丸山さんは「投稿を続けて地域性を出し合いたい」と話している。
【安藤聡】
豊橋の「月下美人」に東南植物楽園が「ンジャナ」と続けた投稿
豊橋の「月下美人」に東南植物楽園が「ンジャナ」と続けた投稿
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