豊川市内の高齢者施設でクラスター発生

　豊川市内の高齢者向けデイサービス施設で複数の新型コロナウイルス陽性患者が発生し、県はクラスター（感染者集団）と認定した。施設は17日までデイサービスを中止する。
　施設では10～13日のＰＣＲ検査の結果、50～90代の利用者と職員の計13人が陽性と確認された。うち２人が中等症で、９人が軽症、２人が無症状という。濃厚接触者以外のデイサービス、特養、短期入所の利用者と、職員については11日時点で体調不良者はおらず、特養と短期入所は通常通り営業している。
　同施設でのクラスターの他にも、市内では感染者が増えている。竹本幸夫市長は感染経過などの事実確認と情報共有に臨んでいるとした上で「高齢者は感染すると重症化リスクが高くなります。家庭内感染の事例が増えており、こまめな手洗い、換気などの感染防止策の徹底を」と呼びかける一方「感染症に対する誤解や偏見による差別などが起きないよう、配慮も重ねてお願いします」などとしている。
【由本裕貴】