県内感染者57人も厳戒態勢続く

2020/08/20 00:01(公開)
 県は19日、この日新たに57人の新型コロナウイルス陽性患者が確認されたと発表した。前日と同数で6日連続で100人を下回った。現在、24日までの予定で県内全域に独自の緊急事態宣言が出ており、大村秀章知事は「厳しい状態」という認識は変えていない。引き続き不要不急の外出自粛や感染対策に万全を期すよう求めていく。
 地域別では県所管24人、名古屋市31人、豊橋市と豊田市各1人、岡崎市ゼロだった。
 一方、18日に感染が確認された患者の地域別内訳は名古屋市が35人。東三河では豊橋市で2人、新城市で1人、豊根村で1人。北設楽郡で初の患者となったのは役場職員で、勤務先の富山支所が閉鎖するなどの影響が出ている。
 57人の年代別内訳は、20代と40代が11人、30代が9人、70代が8人など。
 7月1日から8月18日までの累計患者は3320人となった。30代以下は2028人で61・1%となっている。感染経路不明者は55・8%となった。前週(8月5~11日)の感染経路不明者の割合は57・0%で、今週(同12~18日)は45・9%と大幅に減少している。家庭内や職場内、クラスター(感染者集団)からの拡大になっている。
 現在のクラスターは6カ所で、「医療・高齢者施設等」が4カ所、繁華街の飲食店が2カ所。18日現在で、名古屋市のカラオケバーで起きていたクラスターは終息した。一方で、高齢者施設などでのクラスターは計80人の患者が出ている。
 3320人のうち中等症、重症患者の合計は269人で8・1%となっている。1日以降の重症患者は前日より1人増えて23人となった。
 入院中は352人。入院調整中が34人。自宅療養が748人。軽症者や無症状患者向けの施設入所が45人となっている。
(後藤康之)
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