県が緊急事態宣言を解除へ

2020/08/23 00:01(公開)
 県は22日、この日新たに69人が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。新規患者が100人を下回るのは9日連続。大村秀章知事はこれを受け、24日午後に開く県の対策会議で、緊急事態宣言の予定通りの解除を正式決定する。
 22日分の地域別内訳は、県所管が29人、名古屋市36人、岡崎市と豊田市が各2人。豊橋市はゼロだった。
 一方、21日に判明した90人の地域別内訳は、名古屋市が54人。東三河では豊橋市が10代、20代、50代のいずれも女性3人、豊川市が70代の女性1人の感染が確認された。感染者累計は4000人を超え、死者は3人増えて52人となった。遺族の意向などで詳細は公表されていないが、第2波後半の高齢者への感染拡大によるものとみられる。
 90人の年齢別内訳は、50代が最多で15人。次いで80代が13人。30代と60代が11人、20代が9人などだった。
 また21日午後8時現在で、新たなクラスター(感染者集団)が確認された。15人の陽性患者が出ている「その他」区分の飲食店としている。
 7月1日から8月21日までの累計患者は3549人。30代以下の占める割合は59・3%で60%を切った。1カ月前の7月23日段階でのそれは、75・7%だった。感染経路不明は55・4%。
 この期間の重症、中等症の患者は341人で、割合は9・6%となった。ただ、8月分だけをみるとさらに高く11・8%を占めている。
 県が過去7日間の平均値をもとに独自に定めている指標は、新規感染者数が69・1人、入院患者数(自宅療養、入院調整中を含む)が1236・7人、陽性率(20日まで)が9・7%、重症者数が16・9人となった。前日の数値と比較すると、陽性率のみが低下している。特に重症者数は1・6人増となっている点が懸念される。
 入院は354人。入院調整中は16人。自宅療養が647人。軽症者、無症状者向けの施設入所が55人。
 大村知事はツイッターで、緊急事態宣言解除後の25日以降は厳重警戒とし、「引き続き県民・事業者の皆さまには不要不急の行動自粛を」と呼び掛けている。
【山田一晶】
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