対策万全で「市民チャリティーバザー」開催へ

2020/09/05 00:02(公開)
寄付物品が積まれた倉庫=豊橋市飯村町2で
寄付物品が積まれた倉庫=豊橋市飯村町2で
 豊橋善意銀行(荒木義夫理事長)提唱の「第47回市民チャリティーバザー」(実行委主催、同行ボランティア連絡協議会共催)が10月1日から4日まで、豊橋市駅前大通2の開発ビルで開かれる。これを前に、同市飯村2の特設倉庫に、市民からの善意の品が次々と集まってきた。コロナ禍での開催を不安視する声も寄せられている中、善意銀行は「十分な対策を講じる」と理解を求めている。
 バザーは市民の力で作る福祉イベントで、1974年の善意銀行創立10周年を機にスタート。収益は、福祉の励ましを必要とする人たちのために活用されてきた。今年は8月24日から物品の受け付けを開始。中には物品提供を見合わせる町内もあるものの、協力的なところも多く、品物は例年並みに集まっているという。
 特設倉庫には、各所から運び込まれた洗剤や生活雑貨、タオル類、乾物、カバン、衣類、雑貨など、寄贈物品の入った箱や袋が山積みに。連日、個人や団体ボランティアが破損のチェックや仕分けなどに汗を流している。
 支援が必要な人たちのために開催準備を進めているバザーだが、作業にあたるボランティアや、買い物客の安全を考えることが何よりも大切だ。これまでは開発ビル6階の1室で開いてきたバザーを、1階と2階の2カ所に分けて「密」を防ぐほか、来場時にはサーマルフェイス(自動表面温度測定カメラ)での検温や記名、入場制限などをするという。さらに、入場前の行列対策として、整理券を配り、時間になったら集まってもらうシステムを取り入れる。
 「開催については話し合いを重ねてきた。『3密』を避けるよう十分配慮していきたい」と同善意銀行の中神真常務理事は話す。
【田中博子】
多くの買い物客でにぎわった昨年のバザー会場
多くの買い物客でにぎわった昨年のバザー会場
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