15日から豊橋の津坂さんが鈴木亜由子展

2020/09/12 00:00(公開)
豊橋市役所で展示しているMGCを走る鈴木選手の作品と津坂さん
豊橋市役所で展示しているMGCを走る鈴木選手の作品と津坂さん
 来夏に予定されている東京五輪女子マラソン代表の鈴木亜由子選手(28)=日本郵政グループ=を応援する写真展「輝け!2020東京五輪マラソンin札幌 鈴木亜由子展」が15~20日、豊橋市美術博物館で開かれる。市内のアマチュア写真家、津坂雅博さん(70)が、豊橋出身の鈴木選手が社会人になって出場した大会を撮影した41点を出品。「1年延期となっても、古里の豊橋からみんなでエールを送り続けたい」との思いを込める。
 津坂さんは元市職員。同僚職員が出場した県市町村対抗駅伝を現地で応援した際、鈴木選手の存在を知った。当時中学生で全国大会の1500㍍を制覇していた。以降、鈴木選手が高校、大学に進学しても県内だけでなく静岡市や千葉県、大阪府での大会に駆けつけて撮影した。
 今回出品するのは日本郵政に入社した後の2014~19年の6年間の競技写真だ。いずれもスタンドや沿道から望遠レンズで撮影した。「走っている時の真剣な表情と、ゴール後の充実感が表現できればいいなと常に思っています」と語る。
 15年9月には岐阜県の長良川競技場であった全日本実業団対抗選手権1万㍍で優勝したシーンを、19年1月には全国都道府県対抗女子駅伝で愛知チームのアンカーとしてゴールテープを切った瞬間をとらえた。駅伝優勝時の写真は、右手を挙げてレンズに視線を送るかのような構図となっている。津坂さんも「快心の一枚」と話す。
 今回は出品しないが、東京五輪へ出場権が内定した昨年のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の写真は、豊橋市役所東館1階で展示されている。
 「レースに出場するたびに強く、たくましくなっている。その成長過程をたどるのがうれしい」と津坂さん。撮影した写真とデータは鈴木選手の両親にプレゼントしている。
 津坂さんは1964年の東京五輪開催前、伴走者として聖火リレーに参加している。「東京五輪とは何かの縁があるかもしれない」と話す。2020東京五輪ではマラソン会場が札幌になり、開催も1年延期された。「飛行機や宿泊施設もキャンセルしました。でも来年に向けて私もすでに準備しています」と語った。
【安藤聡】
「快心の一枚」という昨年の都道府県対抗駅伝優勝時の作品
「快心の一枚」という昨年の都道府県対抗駅伝優勝時の作品
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