豊橋美博で地元ゆかりの書家が大作披露

2020/09/23 00:00(公開)
三河地区の書道家の作品が堪能できる百選展=豊橋市美術博物館で
三河地区の書道家の作品が堪能できる百選展=豊橋市美術博物館で
 三河地区を代表する書道家の作品が一堂に集う「第48回全三河書道百選展」(同運営委員会主催)の豊橋展が22日、豊橋市美術博物館で始まった。93人が大作を出品した。27日まで。入場無料。
 書道の世界は、流派や会派ごとに展示会を開くことが多い。同展は、そんな垣根を超えて書道家が出品しており、大きな漢字を1字だけ書いたもの、小さな漢字を集めたもの、和歌をかなで書いたもの、篆刻(てんこく)など、さまざまなジャンルの作品を一つの会場で見ることができる。
 このうち権田穂園さんの「白楽天詩」は、大きな文字の周囲に小さな文字を書き、構図の妙が魅力的。古川昇史さんの「孤月」は、流れるような筆跡が美しい。
 運営委員会は「文字を読もうとすると、作品を見るのが苦痛になる。もし1枚だけもらえるなら、どの作品がいいかなどと、気軽に楽しんでほしい」と話していた。
 1972年に岡崎市美術館の開館を記念して始まった三河地区最大の書道展。日展などで活躍している書家から、地元で活動している書家までが出品し、毎年開かれている。岡崎展は今月29日から10月4日まで岡崎市美術館で開かれる。
【竹下貴信】
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