豊川の御津高、4年連続で英検1級合格者

2020/10/03 00:00(公開)
英検の合格証書を手に笑顔の(右から)カイルさん、大須賀さん、浅井さん、指導担当のキャンベルさん=御津高校で
英検の合格証書を手に笑顔の(右から)カイルさん、大須賀さん、浅井さん、指導担当のキャンベルさん=御津高校で
 国際教育に力を入れる豊川市の県立御津高校(寺田安孝校長)から、今年も英語検定1級の合格者が出た。国際教養科3年のガトス・カイルさん(18)で、同校からは4年連続6人目の合格者となった。同科3年の大須賀杏菜さん(17)と、浅井ひなたさん(17)も準1級に合格した。
 フィリピン出身のカイルさんは母国タガログ語しか話せなかったが、小学6年で来日してから日本語と英語の勉強を始めた。
 御津中時代に交流ができたオーストラリア人の友人と会話したいとの思いもあり、英語の啓発本や動画投稿サイトで知識を深めた。昨年度から同校で教える外国語指導助手のジェームス・キャンベルさん(26)の指導もあり、カイルさんは一発合格。「1級に合格した先輩たちにあこがれ、いい先生にも恵まれた」と感謝した。空港職員など英語を役立てる仕事に興味があり、大学進学後も探求を続けるつもりだ。
 また、ロシア人の母を持つ大須賀さんも、カイルさんと同じ御津中時代から英語を勉強。「パイレーツ・オブ・カリビアン」など好きな洋画を英語で鑑賞して語学力を高めた。浅井さんは国際線のキャビンアテンダントの夢をかなえるために受験し、単語帳で語彙(い)力を身に着けた。
 御津高は県教委が展開する「あいちイングリッシュハブスクール事業」の東三河唯一の拠点校で、授業では社会問題を英語で意見交換し、グループ発表するなどしている。寺田校長は「世界で活躍できる人材を育てていきたい」と話す。
【由本裕貴】
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