猫の多頭飼育崩壊問題で3回目の清掃

2020/10/05 00:00(公開)
キッチンの掃除に取り組むボランティア=新城市で
キッチンの掃除に取り組むボランティア=新城市で
 新城市の民家で起きている猫の多頭飼育崩壊問題で4日、ボランティアによる3回目の清掃作業があった。この日は最も多い13人が参加し、壊れた家具の運び出しや、手つかずだった部屋の掃除に取り組んだ。
 当初は午前9時にスタート予定だったが、猫の飼い主の男性(69)が電話にも出ず、玄関先で声を掛けても出てこないため、警察を呼ぶ騒動になった。結局、男性は2階にいたことが判明し、続けて掃除が始まった。
 まず、これまで手つかずだったダイニングキッチンから着手した。猫の居場所になってしまったため、機能は失っている。また、使途のよくわからない箱なども大量にあった。猫の毛と、汚物があちこちにこびりついており、ボランテイアは家具などの中身を確認しながら外へ出し、床や壁を掃除した。
 この日は市議の浅尾洋平さん、澤田恵子さん、山田辰也さんが駆けつけた。2度めの浅尾さんが声掛けした。他に、最初期からこの問題に取り組んでいる市民団体「命にやさしいまちづくり ハーツ」と「ニャンとかしまい豊川」のメンバー、新城市内の個人が参加した。記者も家財の運び出しなどを手伝った。
【山田一晶】
キッチンを占拠していた猫
キッチンを占拠していた猫
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