田原の中部小児童「田原凧」楽しむ

2020/10/23 00:00(公開)
保存会員から凧づくりを教わる児童たち=田原市中部小学校で
保存会員から凧づくりを教わる児童たち=田原市中部小学校で
 田原市中部小学校で21日、田原凧(たこ)保存会による制作教室が開かれ、4年生71人がオリジナルのミニ凧づくりと凧揚げを楽しんだ。
 A3サイズの和紙で作るミニ凧は、児童があらかじめ絵柄を描いたものを本体に使った。保存会の佐々木邦夫さんを講師に、会員が作り方を手ほどきした。
 横幅を広くした向きで置いた本体に、竹の骨組みを4本接着。中央に張った縦骨に沿って、上部の頭骨付近と、下辺から約4分の1の高さに「糸目糸」を巻きつけ、手元の糸につなぐ。
 子どもたちは独特の骨組みや糸付けの難しさと格闘し、会員の手を借りながら無事に完成。運動場で揚げ方も教わり、好きなキャラクターや町内会の紋を描いた凧が秋晴れの空に舞った。
 凧づくり初挑戦の伊藤伶桜君(10)は「糸の付け方が複雑。最初は手こずったけど、コツはつかめた。休日にも揚げてみたい」とよろこんだ。
 コロナ禍で今年度上半期は凧づくり教室などが軒並み中止されたが、今後は道の駅など各所で開く予定。
【加藤広宣】
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