豊川の御津高が小学校で英語出前授業

2020/11/07 00:00(公開)
児童に体の部位を英語で紹介するダンスを披露する御津高校の生徒=御津北部小で
児童に体の部位を英語で紹介するダンスを披露する御津高校の生徒=御津北部小で
 豊川市の県立御津高校(寺田安孝校長)の国際教養科1年生が、今年も地元御津町内にある小学校で英語の出前授業をした。6日は生徒35人が御津北部小学校を訪れ、4、5年生児童約50人と交流した。
 生徒は8班に分かれ、学級ごとに異なる内容でプレゼンテーション形式の授業。準備した絵や写真、プラカードを使い、最初の自己紹介からすべて英語で会話した。
 体の部位を教えた班は、最初に「head」(頭)「shоulder」(肩)などと体の各所を触りながら歌って踊るダンスを紹介。目隠しした児童が鼻や目などの顔のパーツを黒板に貼り、アニメキャラクターの顔を完成させる福笑いを楽しんだ。他の班も写真で世界の国と名所を組み合わせるクイズを出したり、架空の地図上での道案内や、すごろくやかるた、宝探しなど、さまざまなゲームをしたりして、英語の魅力を伝えた。
 地域貢献の一環で毎年出前授業をしている。4日には御津南部小でも同様の授業があった。班のリーダーを務めた鈴木響匡(ひびき)さんは「授業の内容をいちから考えたので、教える側の大変さが分かった。みんな楽しんでくれてよかった」と話した。
 町民主催で御津北部小の児童もオーストラリアの学校との交流が続いている。今回の授業はそれにもつながる貴重な機会となった。山本一之校長は「英語を話せるようになると、こんなに楽しいんだ、ということを再認識させられた。高校生の底力を感じました」と感謝した。
 国際教養科は2013年度に英語科から改編。多言語教育に力を入れており、同校は県が推薦する「あいちスーパーイングリッシュハブスクール」に指定されている。
【由本裕貴】
英語を使ったゲームで児童と交流した
英語を使ったゲームで児童と交流した
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