佐原豊橋市長が退任

2020/11/17 00:02(公開)
花束を贈られた佐原氏
 豊橋市の佐原光一市長(67)が16日、任期満了により退任した。職員に対し「やらないで後悔するよりも、やって後悔することを信念に事業や執務に取り組んでほしい」と部課長ら100人の職員にエールを送った。午後1時から退任式があり、佐原氏は3期の市政を振り返り「この12年間、一度も休むことがなく仕事を続けてこられた。誰もくれないけど皆勤賞です。皆さんの支えがあったからです」と語った。

 1期目は「仕事が少なく、難しさがあった。言葉が通じない、動いてくれないという、もどかしさがあった。しかし少しずつ街の活性化への種をまくことができた」と述べた。2期目は「事業が動き出し、やらないといけない気持ちが先走った。課題を残してきた4年間でした」。3期目は「個人的に楽しかった。職員が自ら個性を生かして提案してきた事業を楽しみながらできた」と総括した。
 そしてやり残したこととして「まちなか図書館」(来秋オープン)と「八町小学校のイマージョン教育」の卒業生を見届けることを挙げた。
「国の役人をやっていた時は、3年同じ椅子に座っていたことはなかった。12年間、職員たちは自分なりに理想をもとに答えを描いていく仕事ができてくるようになった」とねぎらった。そして「できないと思うことでも、自分と仲間の力を結集すればできる」と励ました。
 午後3時、市役所1階であったセレモニーで職員から花束を受け取り「一市民として豊橋の発展のために尽くしていきます」と述べ、盛大な拍手の中を退庁した。
【安藤聡】
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