豊橋市がサーラエナジーと災害時相互協力協定

2020/11/28 00:00(公開)
協定書を手にする浅井市長と山田支社長㊧=豊橋市役所で
 豊橋市は26日、「サーラエナジー」(鳥居裕社長)と災害時相互協力協定を結んだ。同社のガス管に設置している地震計で観測した震度情報を共有し、ガスの優先供給など復旧活動に生かす。
 同社は、ガス管の地上部分に、ガス供給停止を判断するための地震計(SIセンサー)を設置している。建物がどの程度揺れるかを示すSI値を測り、状況に応じてガスの供給を停止するシステム。地震計は豊橋市内17地点にある。
 市防災危機管理課によると、豊橋市にある地震計は向山町(気象庁)、東松山町(中消防署)の2地点。協定で、市内の揺れをより詳細に把握し、災害対応に役立てることが期待される。
 このほかに、都市ガス供給エリアで災害時の拠点施設への優先的ガス供給を要請したり、復旧活動に必要な用地提供したりすることで、大規模災害に対応する。
 サーラエナジーの山田佳弘東三河支社長は「情報を共有し、連携しながら復旧活動ができるようにしたい」と述べた。
【安藤聡】
SIセンサー(提供)
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