コロナ新規陽性者 県内217人、豊橋は2人

2020/11/29 00:01(公開)
 県は28日、新たに217人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。2日連続で200人を、5日連続で100人を超えている。大村秀章知事は27日の記者会見で「緊急事態宣言も想定せざるを得ない」と危機感を強めており、感染拡大防止に努めるよう呼びかけている。

 217人の管轄保健所別内訳は、県管轄が93人、名古屋市が110人、豊橋市が2人、岡崎市が7人、豊田市が5人。豊橋市は30代と90歳以上のいずれも男性。2人ともすでに陽性が判明している人の濃厚接触者で、保健所から自宅待機を指示されていた。
 一方、27日に陽性と発表された234人の地域別内訳は名古屋市が117人。東三河は豊橋市の7人のほか、蒲郡市の60代女性、田原市の40代男性が陽性と判定された。春日井市では1日に24人の感染が報告されている。年代別内訳は20代が62人、40代が41人、50代が32人など。
 10月21日から11月27日までの「第3波」の陽性者は3865人となった。70代以上の割合は11・0%。感染経路不明者は45・3%。
 この期間の重症、中等症の患者の割合は11・3%。死者は2人増えて115人となった。
 27日現在の入院は382人、入院調整は11人、軽症か無症状の人向けの施設入所は215人、自宅療養は924人。

3000人対象に抗体保有調査へ

 県は厚生労働省と協力し、県民3000人を対象に、新型コロナウイルスの抗体保有調査をする。
 今年6月に東京都、大阪府、宮城県の3都府県で実施された。今回は第2回目で、東京、大阪と、愛知、福岡、宮城の各県計約1万5000人が対象となる。感染歴の有無を確認するために実施する。
 県内在住の20歳以上が対象で、県のホームページから申請できる。募集期間は12月1日午前9時から6日午後5時まで。応募者多数の場合は、性別、年齢、地域分布を踏まえ県が選定する。
 検査は無償。12月の15日、17~20日の計5日間、名古屋、尾張、三河の地域の公共施設で。
【山田一晶】
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