世界の「新しい城」という地名を持つ自治体でつくる「ニューキャッスル・アライアンス」に加盟するモンテネグロのヘルツェグ・ノビの高校生が来日、9月30日に新城市内の中学生と交流した。
アライアンスは1998年から2年に一度、加盟自治体で会議を続ける。現在は15カ国17自治体が加盟、英国ニューカッスル・アポン・タイン市に事務局がある。今回は昨年10月にチェコのノべ・フラディであった会議で、ヘルツェグ・ノビの教員ゴイコ・ジョルジュビッチさんから市立新城中学校教諭の今泉太希さんに交流の申し出があり実現。今年8月20~27日には新城市の高校生が現地を訪れていた。
ヘルツェグ・ノビからは高校生10人と引率の教員ら5人が9月29日から5泊6日の日程で来日。生徒は新城市内でホームステイする。30日は市内6中学校を1~2人が訪問した。
新城中学校にはブク・ミリッチさん(18)とブラダナ・イリッチさん(18)が訪れた。体育館で全校生徒約190人と英語でクイズを楽しんだ。中学生の回答のチェック役を務めたり、モンテネグロやヘルツェグ・ノビについて紹介したりした。イリッチさんは2年前にチェコの会議に出席しており、同校教諭の渡辺里奈さん(23)と再会。「日本の中学生と交流ができてうれしい」と感想を述べた。
滞在中は小学校訪問や市内の若者と交流会、畳店でのワークショップなどに取り組む。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。