田原市「あつみの市レイ」にゲストハウスがプレオープン、月末まで1泊3000円のキャンペーン

2025/04/12 00:00(公開)
プレオープンした「ゲストハウスあつみ編集舎」=田原市福江町で

 今年2月末にリニューアルした田原市福江町の複合商業施設「あつみの市レイ」で10日、宿泊施設「ゲストハウスあつみ編集舎」が一般向けにプレオープンした。素泊まりタイプで気軽に利用でき、共有のキッチンやリビングでは宿泊者同士の交流も楽しめる。4月末まで、全タイプ1泊3000円(税込)のキャンペーンも開催中。   

 

 複合商業施設を運営する「あつみ編集舎」が2階の事務所跡を宿泊施設に改装した。入口にキッチンを備えた共有のリビングがあり、必ずここを通って客室へ至るレイアウト。共有施設はシャワールームやトイレ、会議室がある。

食材を調理できるキッチンも備える
ベッドなども再利用した客室(ツインタイプ)

共有スペースで宿泊者同士との交流も

 

 ホテルや旅館とは異なり、近隣市街地で外食したり、1階の食品スーパー「フードオアシスあつみ」で購入した食材を調理したりできる。海に近い立地を生かし、魚釣りや潮干狩りなどで得た食材の持ち込みも可。宿泊者同士で調理やテーブルを囲んだ談笑なども楽しめる。

 

 客室は総定員26人。2段ベッドタイプのドミトリー(定員6人)、間仕切りした半個室が男女各5室、ツインとダブル2種類の個室(各2人)と和室(6人)がある。宿泊料は1人1泊3700~6000円程度。連泊や市民対象の割引制度も設ける予定という。

 

 あつみ編集舎によると、再開発した商業施設と同じ「内部循環」「低投入」「自然共生」「多様性」をコンセプトを掲げる。共有のリビングや調度品、キッチンの調理器具や食器類、客室のベッドなどの大半は提供された再利用品で賄った。会議用テーブルなどを備えた旧事務所は、合宿などの研修室にも使える。

 

合宿やラーケーションの公的宿泊助成も利用可  

 

 サークルや部活動の合宿利用なら、市の制度で1人1泊1000円を助成する。家族向けに「ラーケーション宿泊費助成」もあり、複数人数で2泊以上を対象に1泊1000円(上限2万円)を助成。8月以降の体験型観光企画「たはら巡り~な」でも使える。

 

 5月初旬には施設1階にクラフトビール醸造所も開所予定。「巡り~な」の体験型観光プログラムとしても有力だ。担当の鈴木さやかさんは「友人宅に泊まりに行く感覚で利用してほしい。クラフトビールや料理とともに宿泊者同士でテーブルを囲む光景も見られると思う。日帰りでは分からない、まちの魅力や楽しみを発見してほしい」と話す。

 

 宿泊予約は、あつみ編集舎の公式サイト「宿泊予約」から。

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加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。

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