34年ぶりの自国開催となる今秋の世界陸上東京大会で女子マラソンに出場する安藤友香選手(31)=しまむら=の壮行会が9日、母校の豊川高校で開かれた。
安藤選手は、最終選考会を兼ねた3月の名古屋ウィメンズで日本人トップ(全体11位)の2時間23分37秒を記録。男女マラソンで日本代表の第1号となった。「ここまで大きな故障もなく、脚づくりなどの練習を順調にこなせている」と手応え十分だ。
7月25日から1カ月間、米アルバカーキで高地合宿をする。ここでのテーマは「実戦練習」。ペースメーカーがいない世界陸上では「暑さもあるなかで荒れるレースになる」と分析し、「ペースの上げ下げなど、さまざまなレース展開の変化に対応できるように取り組みたい」と話した。
壮行会には全校生徒1396人が参加。安藤選手が登場すると、割れんばかりの拍手が起こった。駅伝部女子主将の藤田紅良さん(3年)が花束を渡し、生徒らは肩を組み応援歌を歌って激励した。安藤選手は「こうやって送り出してもらって幸せ。国立競技場は慣れ親しんだ場所ですし、多くの知人も応援に来てくれると思う。タイムより順位。入賞目指して頑張りたい」と意気込んだ。
女子マラソンは、9月14日に東京国立競技場を起点に行われる。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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