豊橋美博で東三河新春書展開幕

2021/01/06 00:02(公開)
レベルの高い書の作品が並ぶ=豊橋市美術博物館で
レベルの高い書の作品が並ぶ=豊橋市美術博物館で
 第2回東三河新春書展(東三河新春書展運営委員会主催、東愛知新聞社など後援)が5日、豊橋市美術博物館で開幕した。東三河を代表する書道家92人の作品が一堂に並び、初日から大勢の来館者が書の魅力を堪能した。10日まで。
 流派・会派を越えて、漢字、かな、近代詩、篆刻など、さまざまなジャンルの作品が勢ぞろい。書体、墨色などの違いが楽しめる。
 鈴木瑞象さんの「壺中の天」は力強い筆跡、林田虎峰さんの篆刻「福壽」は同じ文字を5種類の印で表現した。古川昇史さんの「竹裏見螢飛」は、文字が絵画のように見えるよう工夫しており、竹林を飛ぶホタルの様子が伝わる。
 加藤美水さんの「春くれば」は2種類の色の違う紙を使って変化を付け、太田葉子さんの「夢十夜」は、夏目漱石の小説を読める書体で書き、芸術性と分かりやすさを両立した。
 多くの漢字を丁寧に一文字ずつ書いた力作や、飛び散る墨から勢いを感じるものなど、どの作品からも書の素晴らしさが伝わってくる。
【竹下貴信】
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