県は８日、新たに43人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。陽性者が２日続けて１００人を切るのは11月８～９日以来。豊橋市はゼロとなり、１月１日以来38日ぶり。大村秀章知事は「入院患者数は依然として厳しいが、なんとか緊急事態宣言の早期解除にもっていきたい」と述べた。
　43人の管轄保健所別内訳は県管轄が18人、名古屋市が15人、岡崎市が２人、豊田市が８人。
　一方、７日に陽性と発表された72人の地域別内訳は、東三河は豊橋市の２人のほかに、蒲郡市が40代男性１、40代女性１、90代男性１。２人が濃厚接触者だった。
　年代別内訳は、40代が13人、20代が12人、60代と70代が各11人など。70代以上の割合は27・７％だった。
　７日間の平均値でみる県の指標によると、新規陽性者は96・１人（警戒）、入院患者は６５９・９人（危険）、重症者は54・０人（危険）、新規陽性者のうち高齢者は26・４人（厳重警戒）となっている。
　昨年10月21日から２月７日までの第３波の陽性者は１万８９２８人となった。70代以上の割合は17・３％。感染経路不明者は42・７％。
　この期間の重症、中等症の割合は11・４％。死者は７人増えて４５０人となった。
　７日現在の入院は５７５人、入院調整は13人、軽症か無症状の人向けの施設入所は１３９人、自宅療養は８８１人。
【山田一晶】