県独自の「厳重警戒宣言」1週間延長

2021/03/13 00:02(公開)
コロナ新規陽性者 県内52人、豊橋は1人

 県は12日、新たに52人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。県は14日を期限としていた独自の「厳重警戒宣言」を1週間延長することを決め、午後9時までの営業時間短縮要請に応じた飲食店に一日4万円を支払う一般会計補正予算案を12日、県議会に提出し原案通り可決された。
 52人の管轄保健所別内訳は、県管轄が23人、名古屋市が20人、豊橋市が1人、岡崎市が2人、豊田市が6人。豊橋市は市民病院勤務の男性医師(20代)。感染経路は不明で、職員1人が濃厚接触者となった。軽症という。
 一方、11日に陽性と発表された66人の地域別内訳は、東三河は豊川市の40代男性1人で、感染経路は不明だった。
 年代別内訳は、20代が20人と急増した。10歳未満と10代は報告がなく、ほかは1桁台。70代以上の割合は34%。
 7日間の平均値でみる県の指標によると、新規陽性者は38・4人(注意)、入院患者は270・1人(警戒)、入院患者のうち重症者は27・7人(警戒)、新規陽性者のうちの高齢者は10・6人。
 昨年10月21日から3月11日までの第3波の陽性者は2万550人となった。70代以上の割合は18・5%。感染経路不明者は42・3%。
 この期間の重症、中等症の患者の割合は12・0%になった。死者は3人増えて551人。
 11日現在の入院は236人、入院調整はゼロ、軽症か無症状の人向けの施設入所は78人、自宅療養は133人。
【山田一晶】
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