田原で凧祈願祭

2021/05/23 00:00(公開)
初凧を中心に太田さん家族が記念撮影=田原市の中央公園で
 田原市豊島町の中央公園で22日、田原凧(たこ)保存会による「初凧祈願祭」があった。0~2歳の子どもたちの成長と健康を願って、子どもの名前が入った初凧33枚が空を舞った。けんか凧は新型コロナウイルス対策として「密」を避けるため中止となった。
 田原の初凧は、端午の節句に男児の誕生を祝って大凧を贈ったのがはじまり。最近は男女の区別なく祝い、武者や歌舞伎役者のほか、巴御前や牛若丸などの絵が描かれた初凧もある。
 最初に、崋山神社の藤井宣彦宮司が祝詞を奏上した。来場した家族は神事を済ませると、記念撮影して凧揚げへ。保存会メンバーが凧を揚げ、十分な高さに舞い上がったところで、親が受け取った糸に、子どもが触れた。
 一番手に空へ揚がったのは田原町在住の太田悠之祐ちゃんの初凧。父の行紀さんは「元気に育ってほしい。自分が興味あることを見つけてほしい」との願いを込める。初凧が無事に空へ上がると、家族が笑顔を浮かべた。
 初凧は次々と空へ。安定しない飛び方を見て「やんちゃな子になりそう」と笑った親もいた。
 保存会の藤城正孝会長は「天気が心配だったが、開催できてよかった。来年はけんか凧もできれば」と話した。
【岸侑輝】
空高く舞い上がる初凧
たこ糸を手にする悠之祐ちゃん
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