「鳥居勝商磔殺の図」修繕へ

2021/06/06 00:02(公開)
修繕される「鳥居勝商磔殺の図」=新城市で
 戦国時代の長篠・設楽原の戦い(1575年)で、はりつけの刑にされた鳥居強右衛門勝商(すねえもんかつあき)を描いた新城市指定文化財の「鳥居勝商磔殺(たくさつ)の図」が修繕されることになった。市は修繕予算案を市議会6月定例会に提案する。
 磔殺図は江戸時代後期に描かれたとみられる。縦26㌢、横22㌢で、解説文を含めた絹地は縦88㌢、横31㌢。
 鳥居勝商をまつる墓がある新昌寺(有海)で保管され、1958年に市の文化財に指定されたが行方不明となり、2019年9月に再発見された。その後に市へ寄贈された。
 今回は市民の寄付を財源に、約79万円かけて修繕する。絹地は傷みが激しく、亀裂も見られることから裏打ち紙を新調する。今年度中に市長篠城址史跡保存館で一般公開を予定する。
 2年後のNHK大河ドラマが徳川家康を主人公とする「どうする家康」に決まり、25年に長篠設楽原合戦から450年の節目を迎える。岩山欣司学芸員は「貴重な資料を通して新城市の歴史を知らせたい」と話している。
【安藤聡】
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