豊橋市の「学校給食アイデア料理コンテスト」実技で表彰

2024/10/07 06:00(公開)
料理を作る子どもと保護者=ライフポートとよはしで

 豊橋市の「学校給食アイデア料理コンテスト」入賞者による実技と最終表彰が6日、同市神野ふ頭町の「ライフポートとよはし」であった。市長賞は羽田中学校2年生の鈴木ららさんと中尾妃那さん考案の「TNS(豊橋夏の旬野菜)マーボーカレー」に決まった。

 夏休み期間中に市内の小中学生から公募した。キャベツやウズラ卵、トウガン、ブロッコリーなど豊橋産食材を使い、給食向きのレシピを考える。

 集まった122点から入賞5点の考案者とその友達や保護者で料理を作り、審査員が実食して審査する。入賞作品は来年度以降の学校給食に採用されることがある。

 子どもたちは保護者に手伝ってもらいながら手際よく具材を刻んだり、鍋で炒めたり、煮込んだりして料理を仕上げた。審査後に結果発表と表彰式があり、受賞者が決まった。

 TNSマーボーカレーはタマネギやニンジンのほか、ウズラ卵やオクラ、ズッキーニ、カボチャ、ナス、豆腐などさまざまな具材を取り入れている。嫌いなものをどうやっておいしく食べるかを考えたという。

 鈴木さんは「時間内に作れるように調理や具材の組み合わせを考えるのが楽しかった」と笑顔を見せた。中尾さんは「こういうコンテストを通して、皆が考えた献立が作られているんだと実感できた」と語った。

    ◇

 その他の受賞者とレシピは以下の通り。(敬称略)

 教育委員会賞=「とうがんと大葉のチリコンカン」佐藤陸羽(幸小4)▽豊橋JA組合長賞=「野菜たっぷりぽかぽかシチュー」岡田彩瑚(玉川小6)▽豊橋養鶉農業協同組合長賞=「体ぽかぽかよくかんで食べよう豊橋のどうまいとん汁」小栁津実咲(西郷小4)▽学校給食協会理事長賞=「中華風夏野菜のみそ炒め」東出太陽(花田小4)

鈴木さん㊧と中尾さんの「TNSマーボーカレー」
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。

岸侑輝

 1988年生まれ。三重県津市出身。
 地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
 趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
 好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。

最新記事
158商品のおすすめドッグフードを比較

日付で探す