新城の作手で9月から「シェアわな」開始

2021/07/30 00:00(公開)
設置する「はこわな」を説明する鈴木理事長=新城市作手で
設置する「はこわな」を説明する鈴木理事長=新城市作手で
 山間部での有害鳥獣駆除活動をオンラインで結び、遠隔地からでも実際に自分でわな狩猟を実施しているような体験ができる「シェアわなプロジェクト」が9月、新城市作手和田地区で始まる。県内のNPO法人「愛猟(あいりょう)」が、狩猟免許を持っていても活動できない都市部の人や、狩猟に興味のある人などの掘り起こしを目的に実施する。現在、参加者募集中だ。
 狩猟をする機会が無かったり、今後狩猟免許を取ろうと思っていたりする若者や都市部在住者が増えていることから、同NPOが実際に経験者から技術を学び、猟具を使った捕獲や解体処理の見学などを通して知識の習得や人材交流を図ろうと企画した。
 免許試験の事前講習会講師も務める鈴木康弘理事長は「3年間の有効期限のうち実際に活動していない人も見られる。場所がない、指導者が見つからないなどの問題がある」と見ている。
 そこで作手和田地区と協議し、モデル地区としてプロジェクトを始めることにした。希望者は参加費を払って設置した「はこわな」を共有し、捕獲に向けて共同管理をする。設置後はわなの近くに設けたウェブカメラで配信されるイノシシやシカの出没や捕獲の様子、その後の解体作業までを見守る。
 参加者とのオンライン交流会も予定するほか、希望者には有料で捕獲した鳥獣の解体講座やジビエ肉の送付もする。
 鈴木理事長は「畑や家庭菜園での鳥獣害がなくなることを目指したい。そのため、地元だけでなく多くの人の協力を募りたい」と話す。
 来年3月31日まで活動する。参加費は5000円。ホームページ=QRコード=から申し込む。
【安藤聡】
ホームページで説明しているプロジェクト
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