ドローン使ったインフラ点検目指し豊川で実証実験へ

2021/07/31 00:00(公開)
ドローン使った港湾施設の定期点検が試される御津町御幸浜(グーグルアースより)
 県はドローンを使った港湾や鉄道などの広域の社会インフラの点検をテーマとする実証実験を始める。このうち、「港湾施設定期点検モデルの検証」として、豊川市御津町御幸浜で8~9月、飛行実験がある。
 港湾では防波堤などの定期点検が欠かせない。ドローンを使うことで精密で効率的な点検を可能とするモデルを構築する。
 実験ではGPSを使ったドローン自律飛行での撮影や画像解析などでの最新技術を活用して、点検する。またその結果を三次元モデル上に可視化することによって定期点検の自動化、省人化や維持管理作業の効率化につなげる。
 実験は県が名古屋鉄道に委託。豊川市ではドローンによる点検・補修事業を手掛ける「三信建材」(豊橋市神野新田町)が機材を運行し、官民協議会「東三河ドローン・リバー構想推進協議会」が地元調整などを担当する。
 もう一つのドローン実証実験は「鉄道災害初動点検モデルの検証」で、名古屋市南区の名鉄築港線(大江-東名古屋港)の1・3㌔を使い、豪雨などの後の鉄道復旧前点検にドローンを飛ばし、迅速で効率的な作業の実現を目指す。
【山田一晶】
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