家族そろってＳＦの世界に浸って―。豊橋市民文化会館で13日、夏休み企画「ポスターでみる宇宙ＳＦ映画の世界展」が始まった。「宇宙」をテーマにした１９５０年代以降の映画を１８０点以上のポスターと多数の関連資料で紹介する。入場無料。22日まで。
　豊橋文化振興財団主催、とよはしまちなかスロータウン映画祭実行委員会共催。５年前から毎年テーマを変えてポスター展を開いている。
　実行委の佐々木順一郎顧問と望月直秀、湊本陽夫の両理事によるポスターやパンフレット、新聞広告、本、レーザーディスクなど九百余の収集品を用意した。「スターウォーズ」「２００１年宇宙の旅」「猿の惑星」「スター・トレック」など有名作品のポスターが所狭しと並ぶ。
　邦画の実写版は少ないが「宇宙戦艦ヤマト」「機動戦士ガンダム」「銀河鉄道９９９」といったスケールの大きなアニメ作品が楽しめる。
　人類が宇宙を目指すもの、逆に異星人の襲来を描くもの、スペースオペラのような活劇、「エイリアン」などホラーやアクション要素の強いもの、「Ｅ.Ｔ.」のようなファンタジーまでジャンルは多彩。記録映画「地球は青かった」や、小惑星探査機の帰還を受けて製作した「はやぶさ」などもある。いずれも見る人の想像力をかき立てる。
　「新型コロナ禍で外出もできない夏休み。文化会館で映画の世界を楽しんで」と佐々木さん。期間中の15日と21日は午後２時から佐々木さんのギャラリートークも予定している。
【田中博子】