豊橋で神野新田物語第2話公演

2021/08/22 00:00(公開)
クライマックスで披露される木遣り唄=プラットで
 歴史群像劇「神野新田物語第2話:開拓の時代」の公演(東愛知新聞社など後援)が21日、穂の国とよはし芸術劇場「プラット」で始まった。22日も2回の公演がある。
 当初は昨年7月に上演予定で、稽古も始まっていたが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期に。役者の一部も入れ替わり、2年越しの舞台となった。この間、出演者は米作りに挑戦したり、豊橋駅前にセットを組み立てて公開稽古を披露したりと、準備を重ねてきた。
 第2話は築堤工事を終え、入植を果たした小作農の生活から始まる。在来の農家との水争いや、なかなか増えない収穫と苦しい生活が描かれる。息子を失った権三は、失意の下に神野新田を去る。
 そんな中、貯蓄奨励のため、神野三郎は「二人会」を提案、将来の自作農を夢見て人々は団結する。そして神野新田開拓を計画した金之助が亡くなり、頌徳碑(しょうとくひ)の建立が持ち上がる-というストーリー。クライマックスでは、客席から大きな拍手が送られた。
 上演したNPO法人「ひとすじの会」の宮下孫太朗理事長は「昨年買ったチケットをずっと持っていてくれた人が多かった。運が良かったこともあるが、公演にこぎつけられてうれしい」と話していた。
【山田一晶】
冒頭の水争い
貧しい入植者の生活
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