中学生の考える「まちづくり」

2021/08/24 00:00(公開)
生徒らのまちづくり提案に助言を送る浅井市長=豊橋市役所で
 豊橋市は23日、市役所で「中学生まちづくり委員会」を開いた。各校の生徒代表が中学生らしい発想を生かしたアイデアを提案した。浅井由崇市長とも意見を交わし、住みたくなるまちについて知恵を絞った。
 市の政策立案に生かそうと毎年開いている。昨年は新型コロナウイルス感染拡大で中止したため2年ぶりの開催。欠席者を除く22校の2年生が参加した。グループワークで「こんなまちに住みたい」と感じる提案を発表した。
 3~4人のグループに分かれ、ごみ問題やまちのにぎわいづくり、公共交通や地域経済など幅広い分野から関心のあるテーマを拾い、具体的な解決策を考えた。
 浅井市長は各グループの提案を聞いて回り、より理解を深めるため助言した。
 より徹底したごみ排出ゼロの実現を掲げたグループは、排出量を抑えるための具体的な取り組みを提案した。生徒たちは「リサイクルで作った遊具とともに案内看板を置き、利用者に理解を促したい」などと意図を説明した。
 市立豊岡中学校の小永吉香織さんは「一人で考え込むだけでなく、多くの人と意見や考えを交わすことで提案内容がさらに磨かれた。他校の生徒と交流できて貴重な体験だった」と話した。
 浅井市長は「豊橋を好きだと感じられてうれしい。まちの潜在能力を生かすため、今後も皆さんの積極的な提案を歓迎する」と呼び掛けた。
【加藤広宣】
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