準備進む豊橋善銀提唱「市民チャリティーバザー」

2021/10/01 00:00(公開)
商品をチェックし、値段を付けるボランティアら=豊橋市民文化会館で
商品をチェックし、値段を付けるボランティアら=豊橋市民文化会館で
 豊橋善意銀行が提唱する「第48回市民チャリティーバザー」(バザー実行委員会主催、同行ボランティア連絡協議会共催)が7日から10日まで、豊橋市向山大池町の豊橋市民文化会館で開かれる。開幕を控え、会場ではボランティアらが商品チェックや値段付けなどに励んでいる。
 1974年の善意銀行創立10周年を機にスタート。過去47回の収益金は約4億7649万円にのぼり、福祉の励ましが必要な人たちのため活用している。昨年までは開発ビルで開いてきたが、今回から会場が市民文化会館に変わった。
 9月29日現在、寄せられた寄付物品は約7万6000点。「新型コロナウイルス禍の中、予想以上にご協力いただいた」と職員は感謝する。集まった品は雑貨、食品、衣類、寝具など多彩で、今年は特に石けんや洗剤が多く寄せられているという。現在は値段付け作業が佳境に入っている。連日、個人や団体ボランティアらが「密」にならないよう、会場と物品を一時保管する飯村南の倉庫の2カ所に分かれ、検品作業などを続けている。
 「コロナ禍の中、ボランティアが一生懸命準備してくれた。感染防止対策を万全に、喜んでもらえるバザーを企画したので、ぜひ足を運んでいただけたら」と豊橋善意銀行理事長の荒木義夫さんは呼びかける。
【田中博子】
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