豊川で国府高100周年式典

　県立国府高校の創立１００周年式典が30日、同校であった。実行委員会の主催。本来なら昨年開かれる予定だったが、新型コロナウイルス禍で１年延期した。
　この日は、大村秀章知事をはじめ来賓約１３０人と、３年生らが体育館での式典に出席。感染防止対策のため、１～２年生は代表のみで、ほかは教室でオンラインで様子を見学した。
　大島嗣雄実行委員長のあいさつに続き、来賓が祝辞を述べた。記念事業として整備された正門や記念誌の発行などが報告された。学校を支え続けたとして、実行委員会から歴代同窓会長代表で前豊川市長の山脇実さんに感謝状が贈られた。生徒を代表し、生徒会長の白井世羅さんが「１００年という節目に立ち会えてうれしい。校訓にある通り、自分たちのなすべきことをなし、次の１００年につなげたい」と述べた。
　記念アトラクションでは、社会で活躍する卒業生のビデオメッセージが上映された。出演者の中から、俳優の渡辺いっけいさん、ＪＯＣ委員の中森康弘さん、元プロ野球選手の市川和正さんが登壇。在校中の思い出を話し、在校生にエールを送った。
　午後からは歴史学者の磯田道史さんによるビデオ講演があった。
【山田一晶】