豊橋信金100周年式典

2021/11/21 00:02(公開)
式辞を述べる山口理事長=プラットで
式辞を述べる山口理事長=プラットで
 豊橋信用金庫の創立100周年記念式典が20日、豊橋市西小田原町の「穂の国とよはし芸術劇場プラット」で開かれた。役員や店舗職員、総代会員ら約150人が出席。地域社会の成長に貢献することを誓った。
 山口進理事長は1921年の創立から昭和の金融恐慌、オイルショックやバブル経済崩壊など100年間で起きた世界の経済事象に触れ「金融仲介機能を果たし、中小企業や地域の皆さんと支え合い、幾多の試練を乗り越え、着実に歩み続けてきた」と振り返った。
 そのうえで新型コロナウイルス禍の現状を踏まえ「停滞感と閉塞(へいそく)感がある厳しい環境の時こそ、協同組織である信用金庫の特性の発揮が求められる。寄り添いながら取引先や地域社会が抱える課題の解決に尽力します」と決意を述べた。
 東海財務局の斎藤通雄局長、日本銀行名古屋支店の林新一郎支店長、全国信用金庫協会の御室健一郎会長、豊橋市の浅井由崇市長らが祝辞を述べた。
 続いて「ホテルアソシア豊橋」で祝賀会があり、職員でつくる「和太鼓部」の8人が、プロ和太鼓集団「志多ら」と「極楽」を合同演奏して会場を盛り上げた。
 100周年記念事業では、店舗がある豊橋、豊川、田原、新城、湖西の5市に新型コロナウイルス対策として総額900万円を寄付した。さらに地域社会の発展にと5市への電気自動車の寄贈などに取り組んだ。
【安藤聡】
約150人が出席した創立100周年記念式典
約150人が出席した創立100周年記念式典
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